2008年05月04日

6.たな卸資産と売上原価

取引記録の監査手続(仕入高)

(1)商品又は原材料等の発注から受入れに至るまでの証拠資料を調査して、必要と認めた場合には購買条件を検討し、購買の手続が所定の手続に従っているかどうかを確かめる。

(2)仕入高の計上の基礎となる証拠資料を調査して、仕入高が所定の基準に継続的に準拠し適正に計上されているかどうかを確かめる。

(3)仕入勘定を分析して、これに算入してはならない項目が混入していないかどうかを確かめる。

(4)仕入勘定等の記帳につき、買掛金勘定、現金勘定、支払手形勘定と照合し、商品、原材料等の購入が正しく記録されているかどうかを確かめる。

(5)仕入控除項目については、仕入値引、仕入返品その他の事実の有無を証拠資料によって調査し、適正な会計処理が行われているかどうかを確かめる。

取引記録の監査手続(製造費用)

(1)材料費、労務費及び経費についてはその計算記録を証拠資料と照合し、所定の原価計算の手続が継続的に適用されているかどうかを確かめる。

(2)仕掛品、半製品、製品等の原価については、その計算記録の過程を分析し、所定の原価計算の手続が継続的に適用されているかどうかを確かめる。

(3)原価計算に関する記録と製造勘定等の記帳を照合し、原価計算及び記帳が正確に行われているかどうかを確かめる。

財務諸表項目の監査手続

(1)たな卸資産については、実地たな卸の立会を行い、倉庫業者、運送業者その他に保管されているたな卸資産については、倉荷証券、貨物引換証等を実査し、又は保管者に対して確認を行う。

(2)実地たな卸と帳簿たな卸の結果を照合し、差異については、その処理の妥当性を確かめる。

(3)たな卸資産の評価が、所定の基準に継続的に準拠し適正に行われているかどうかを確かめる。

(4)評価損を計上すべき場合に、それが適正に計上されているかどうかを確かめる。評価損が計上されている場合には、計上の根拠と計算の適否を吟味する。

(5)売上原価については、その内容を分析して、それが適正に計上されているかどうかを確かめる。


posted by 小石川経理研究所 at 02:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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